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カルビー会長のまわりの仕事術

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【書評】社長の「まわり」の仕事術

「社長のまわりの仕事術」という本を読みました。

印象に残ったこと

  • フルグラは2000年代の10年間、売上高30億円程度で推移していた。今は300億円だが、マーケティングメンバーは最初、30億円から3倍の100億円を目指すように松本会長に言われた。

  • 松本会長はとにかく怖かった。社内でも怖くて厳しいイメージがあった。

  • 松本氏は「売れないブランドをやっている暇はない。フルグラといういい商品があるんだからすぐに全部の仕事をそっちに振り分けなさい」と言っていた。

  • 松本氏はお金の数字が好き。認知率とかブランドイメージのような数字にこだわりがない。市場規模やどこどこの売上がいくらということにはアンテナを立てている。

  • 松本氏は「資料はタイトルを見れば何の話かわかる。最初の3行を読めば何が言いたいのかがわかる。もう少し細かく知りたいと思ったらその下を見ればわかる。そのくらいのものが一番いいね」と言っていた。「ノーミーティング(会議不要)、ノーメモ(資料不要)」とも言っていた。

  • 松本会長はびっくりするほど部下に任せる。大きな方向性が理解できれば細かいことをあれやこれや言ってこない。ただし、数字に対しては強烈なメールが来ていた。一生懸命じゃなくていいから、長時間労働でなくていいから成果だけだしてという感じだった。

  • 伊藤忠商事出身の笙さんは商社時代に「血を止めないと利益は出ない」という教えを受けた。

雑感

この本は経営者の周りで働いている社員にインタビューした本。

自分はカルビー元会長松本氏の情報が知りたかったので一番最初の部分しか読まなかった。

プロフェッショナル仕事の流儀 松本隆
現場に必ず理由がある。by松本隆 カルビー会長

プロフェッショナルを見た時に怖いイメージはなかったけど、社内では怖い存在だったのかw

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181114-00739866-wwdjapan-life

RIZAPの入社を決めた会見のときにはおもちゃ箱のような会社だと発言した。入社を決めたのは瀬戸健(社長)に惚れたからだけど、とりあえずグループ会社を一軒一軒まわった。15~16社は回ったと思うが、面白そうなおもちゃなんだけどこわれてんじゃないか、という会社もあった。中には不況産業じゃないの?という会社もあった。これは誰がやってもそう簡単じゃない。優秀な人だってしんどい。(瀬戸)健さんがビジョンにそぐわない会社もあった。それは違うんじゃないか、違う会社を入れてしまうのはおかしいんじゃないの?と思った。

RIZAPに入社してからすぐにおかしいと気づくこの人はすごいね。

RIZAPの経営陣と対立しているみたいだけど、松本流になればRIZAPはさらに化けるかもね。

カルビーマーケティング本部ポテトチップス部堅あげポテト課の女性の働きぶり。

堅あげポテト課は花形部署ではないらしい。

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この本でもカルビー元会長が出てきました。