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【マネーの虎】絶対無理なんて絶対ない!

マネーの虎で有名な南原社長の「絶対無理なんて絶対ない!」を読みました。

印象に残ったこと

  1. 成功のコツは参入しやすい業界。儲かっていない業界。

  2. 車のディーラーを開業しようとするとショールームで1億円、アルファロメオを販売しようとしたら各モデルを1台は持たないといけない。チェッカーモータースでは1か月100台販売していた。在庫はその倍を持っていないといけない。1台を500万円として200台在庫を抱えている必要があった。

  3. ビジネスの基本中の基本はマネジメント。ビジネスチャンスを開花するには「何をするのか=事業」「どうやるのか=組織」「誰がやるのか=人材」が必要。

  4. 事業計画書には経営計画と予算計画という要素がある。業績が悪いところほど作ったものを活用していないか正しく事業計画を立てていない。これから起業する人は事業計画書は書くべき。長期的には自分の起こした企業がどういう形になっていたいのか理想や夢を書いておき、中・短期でその目標を実現するには何が必要なのか書いておく。

  5. オランダのチューリップバブルでは値段が吊り上げる一方で流通量が減っていた。株取引では株価が上がり続けながらも出来高が急激に少なくなる状況。

  6. 成長は自分のビジネスモデルに合わせて考えなければならない。利益が上がった時が次にどの成長を目指すのか考えるいいチャンス。

  7. 利益があれば懐に入れてしまいたくなる経営者に未来はない。中小企業のオーナーにはこのタイプが多い。あなたがこんな会社に勤めているなら考え直した方がいい。

  8. 経費に関して脇の甘い企業は利益を生めない。一番多い勘違いは会社のお金は自分のお金だと考えている経営者。会社の利益が1億円あったらそれがすべて自分のお金だと勘違いして湯水のごとく使い放題の経営者がいる。

  9. ビジネスの成功率をアップさせるには戦える場所を探すことが先決。戦える場所は市場規模参入障壁の度合い事業の優位性の3つの要素の見極めが必要。

  10. ネット検索よりも素早い生の情報を収集する方法は現場に赴くこと。

  11. 売上が上がらないことを検証するのは目の前の報告書を読んでいてもできない。南原社長は問題があると必ず現場に行く。書類作成優先、現場無視の資料検討、現実離れした方針といった机上の空論では解決できない。トップは現場に足を運んで吸収すべき。

  12. 現場の意見を全部聞いていては資金が足りなくなる。この時に経営者はどこから手を付けていくか優先順位をつける。

  13. 管理が甘い人は決断ができない人。決断ができないというのは責任者にとって致命傷。ある営業所の売上はそれほど悪くないのに赤字だった。その原因は人件費の超過だった。そこで南原社長は責任者に売上を上げるか経費削減を考えるようにと数か月の猶予を与えて命じた。人件費を削る方法が一番手っ取り早いのに責任者はできないと言っていた。そして売上を上げることもできなかった。南原社長は責任者を変えた。

  14. 利益を上げようとして商品に利益を無理矢理乗せても売れなければ意味がない。逆に売りたいがために原価コストを割り込んでいては絶対に利益は上がりません。

  15. 市場調査の目的はビジネスの利益を上げること。

  16. 利益の目標設定のポイント。企業の利益か個人の利益か社会還元の利益かといった何のための利益かというところから考える。すべてをまかなえるのは難しいので優先的なものは何か検討する。

  17. 短期的な利益を考えた利益計画を突き重ねるだけでは社会の動向によって利益率が大幅に変動してしまう。計画通りにいかなかったのは社会情勢のせいだというのは愚かな言い訳。

  18. 90億円の経費を使って40億円の売上しかない日本という国のシステムは頭を抱えてしまう。

  19. 南原社長は能力主義なので年齢、勤務年数は関係なく評価する。少子高齢化という現実を見て、仕事に携わる人という価値観を年齢からではなく、能力から見るという意識に変えていかなくてはいけない。

  20. 1軒目の喫茶店はつぶれないのに1軒目の成功に気をよくした店主が2軒目の喫茶店に手を出したとたん潰れてしまうという話をよく聞く。2軒目に手を出すと人件費、賃料など毎月の支払いが多くなり、さらなる売上が必要になってくる。ここでわかるのは事業の拡大が必須の企業とそうでない企業があること。

  21. 融資を受けるために必要になるのは創業からの決算書事業計画書市場統計(事業計画書を裏付けるデータ)。必要資金が手元にあっても融資を受けることを検討する。それは金融機関と信頼関係を築くため。

  22. イノベーションは改善するものと革新するものという2つの意味がある。改善のイノベーションの目標設定は20%程度の改善が限度。非現実的な目標設定は意味がない。革新の目標設定は企業として理想とするものを目標にする。

  23. 失敗したときはチャンス。問題があるから失敗したわけなのでこの問題を見つけ出せれば成功に転じることができる。

  24. 起業する人はマーケティング財務経営という3本柱を忘れないでほしい。  

  25. 自分の時間を会社の仕事に費やしている人がたくさんいるが、会社の歯車のように働き続けるだけで一生が終わってしまうかもしれない。

  26. 逆風にあえいでいる企業のほとんどは人件費が事業を圧迫している。10人の優秀な営業を雇ってもその営業が取ってくる案件よりも会社役員の給料が高ければ赤字になる。

  27. この本では経営理論を書いてきたが、ドラッカー理論と重なることが多かった。

雑感

8.税金対策で経費を使いまくっている経営者はアホだと思う。未だに経営者界隈では経費は自由に使えるなんてノリがある。

11.日本の会社員って書類を作っているだけだよね。

南原社長だけでなく、カルビーの元会長、ファミマの元会長も現場に必ず行っていた。

13.管理者は倫理観があって公平な判断ができる奴じゃないとダメ。

19.ホントこの国は年齢で人を判断する。バイトの応募ですら「何歳ですか」と聞いてくる。それを聞いて何になるの? 人手不足とか言ってるならば年齢差別なんてしている場合じゃねえぞ、クソ企業ども。

24.実際、日本の大企業の経営者は財務、経営企画出身の人が多いよね。商品やサービスがよければ自然に売れるだろうと思っていたが、これだけ情報過多の時代だとマーケティングは必要だよね。 と思ったら与沢翼によると今後はマーケティング不要の時代になるそうです。