この食事で自律神経は整う
印象に残ったこと
交感神経と副交感神経の切り替えは脳を介さずに自律神経が行っている。
腸の蠕動運動は自律神経によるものなので、ストレスの影響を受けると、すぐに下痢・便秘になる。
甘いものを飲むと心が安定するのは血糖値が上昇するから。ただ、それを繰り返すと自律神経の乱れは更に深刻になる。
【糖質が自律神経を乱す流れ】糖質をとる→血糖値が上がる→インスリンが出て血糖値が下がる→血糖値が下がりすぎると危険なので脳内ホルモンが血糖値を上げる→過剰に脳内ホルモンが分泌される体質になる。
インスリンは脂肪を合成するホルモン。
自律神経が乱れると腸の粘膜や腸内細菌のバランスが悪くなり、悪玉菌が増える。
腸内細菌のバランスが乱れると、ストレスへの抵抗力が落ちたり、自律神経のバランスを整えるセロトニンの合成バランスが悪くなったりする。
ストレスによって腸で作られるノルアドレナリンはストレスホルモンと言われ、悪玉菌の病原性を高める。日和見菌もノルアドレナリンで悪玉菌になる。
腸内細菌を整えても腸の粘膜(壁)が弱まると悪い物質が体内に入ってくる。
逆に言うと、腸内環境を整えることで自律神経が整いやすくなる。
リーキーガット症候群は腸というザルの目が粗くなる疾患。
ビタミンDは広がってしまった腸の結合を強める作用がある。
食べて横になると牛になると言われるが、実際に食べてすぐに横になるとまたお腹が空く。
腸に限らず、体の炎症を抑えるために最も有効な油はオメガ3系。
タンパク質に糖質が結合すると最終糖化産物(AGE)という物質になる。このAGEが蓄積された状態をカルボニルストレスと言う。
カルボニルストレスは統合失調症のようなメンタル系の疾患に関与している。
ビタミンB6は糖化を抑制し、カルボニルストレスに対抗して、脂質を酸化させない働きがある。
ビタミンCは一度に摂らず、何回も細かく分けて摂ると効く。目安としては200~500mgのサプリを2時間毎に服用する。
鉄が足りないと酸素の運搬能力が下がって、疲れやすくなったり、息切れしやすくなる。
食べ物やサプリで鉄を摂る限り、余分になれば吸収せずに排出されるため過剰になる恐れはない。目安は便が黒くならない程度。
母乳に含まれるラクトフェリンはタンパク質で鉄を強力に吸着する作用がある。
母乳は非常に重要で母親に鉄、亜鉛、ビタミンBなどのサプリを飲んでもらって体質改善を図ると理想的な母乳になる。
大人にしても、腸を改善し、その効果として自律神経を整えるにはラクトフェリンを摂ると良い。
オメガ3系の脂質は体の炎症を抑制する効果がある。また細胞膜のEPAやDHAが増えてくると、炎症が治まるのと同時に血液がさらさらになる。脳梗塞の予防にもなる。
カルシウムは天然の精神安定剤。細胞がホルモンを作る時に必要となるのがカルシウム。カルシウムが大量に細胞に入ることでセロトニン、GABAといった物質が分泌され作用されるようになる。カルシウムの濃度調整をしているのがマグネシウム。
カルシウムとマグネシウムは一緒に取る必要がある。しらす干しを食べれば両方を効率良く摂れる。ストレスがかかって糖質やアルコールを摂取すると亜鉛は減りやすい。糖質をとるとインスリンが分泌されるが、インスリンには亜鉛が多く含まれているため。亜鉛が減るとインスリンの調節がうまくいかなくなり、血糖値が変動しやすくなる。
昔からあるマヨネーズには糖質が含まれていないためおすすめの調味料。
市販の野菜ジュースは砂糖無添加と書いてあるが、糖質を摂っていることに変わりはない。
カフェインは交感神経を活性化するために頭がさえたような感覚になる。コーヒー、紅茶、緑茶は自律神経を乱す原因となる。
自律神経の乱れは就寝中に多い。歯ぎしり、中途覚醒、悪夢があたる。
ビタミンB群が十分に効果を上げるには核酸成分が入っていることが重要。
サプリは食事と一緒に摂ると吸収率がいい。
雑感
自律神経失調症の自分は腸をよくしようと思いました。
この本に書かれているサプリは以前から飲んでいるので栄養面でのアプローチはする必要はないです。
ただ、ビタミンB群は核酸成分が必要とあるのでDHCのサプリも飲んでみようかしら。
母乳をやはり飲む必要がありますね。
母乳を恵んでくれるママはいませんか?