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【書評】若返りホルモンをぐんぐん増やす16の習慣

若返りホルモンをぐんぐん増やす16の習慣

印象に残ったこと

  1. 内分泌系はホルモンを血液中に流し、離れた部位にある臓器・器官・組織に情報を伝達する。

  2. 若返りホルモンはエストロゲンメラトニン、成長ホルモン、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)、ビタミンDなど。

  3. DHEAはエストロゲン、テストステロンの元になるためマザーホルモンと呼ばれる。

  4. DHEAは運動で増える。セロトニンはリズム運動(咀嚼も)で増える。テストステロンを増やすには筋肉に負荷をかけるトレーニングが有効。

  5. 血液中にテストステロンが少ないと酸化が促され、多いと酸化が抑えられる。

  6. 内臓脂肪の蓄積を予防、改善するには1日30分、運動でエネルギー消費を高め、体脂肪の燃焼を促すのが一番。しかし、ジムで30分走った後、他の時間ずっと座って過ごすと走った効果は大きく落ちる。
    座っている時より立っているだけで20%、歩けば30%エネルギー消費量が増える。

  7. ブルーライトはLED照明に大量に含まれているのでメラトニンの分泌、睡眠に悪影響を及ぼす。

  8. 副腎の働きはストレスホルモンと性ホルモンの分泌。

  9. 副腎髄質は自律神経とつながっていて、交感神経が放出するノルアドレナリンによって活発になり、アドレナリンを分泌する。このホルモンによって心身が緊張する。

  10. 副腎皮質はホルモンを通じて脳下垂体とつながっていて、脳下垂体からストレス情報を運んできた副腎皮質刺激ホルモンを受け取るとコルチゾールを分泌する。このホルモンでエネルギー源を確保し、行動に備える。

  11. コルチゾールの働き。糖新生を促す、血糖を上げる、体脂肪を分解する、免疫を抑え、炎症*1を鎮める。コルチゾールが過剰になると、筋肉が減り、空腹感が強まり、食事量が増えるのでストレス太りになる。

  12. コルチゾールが過剰になると、記憶に関わる領域が壊され、機能低下する。

  13. ストレスホルモンが増えると原料であるコレステロールが不足して性ホルモンが減る。DHEA

  14. 笑えるチャンスに笑えないのは笑いを作る脳や表情筋が緊張しているから。笑うトレーニングをするようにする。

  15. 日光浴でメラトニンセロトニンビタミンDの3つの若返りホルモンが増える。紫外線を避けすぎると逆にこれらのホルモンが減って老化する。
    ビタミンDは1日30分皮膚に紫外線を当てること、メラトニンセロトニンは目で太陽光(ブルーライト)を感じること。後者はUVカットのガラス越しに太陽を浴びても良い。

  16. セロトニンを増やす方法は太陽光を浴びる、リズム運動をする、トリプトファンとビタミンB6を摂る。日光浴は太陽光を視神経が感じれば良いので甲羅干しのようなことはしなくても良い。

  17. 血糖値が上がるとインスリン膵臓から分泌され、このホルモンの働きによって血糖はグリコーゲンと中性脂肪という貯蔵エネルギーに変えられる。

  18. テストステロンを増やす習慣として含硫アミノ酸を含む玉ねぎ、にんにく、長ネギを積極的に食べる。タンパク質に加えて亜鉛もとる。 DHEAを増やす習慣として山芋を食べる。瞑想をする。ビタミンC、E、亜鉛、セレンなどの抗酸化ビタミン・ミネラルを意識して摂る。

  19. ビタミンDは肥満を防ぐ働きがある。

  20. ビタミンDは食事からも取れる。しらす干しやイワシ、サケ、マグロに多く含まれている。

  21. 性ホルモンの減少で酸化がすすむ。

  22. 活性酸素が脂質と結びつくと過酸化脂質という物質になり、血管をもろくする。

  23. 抗酸化物質として知られるのがビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンで抗酸化ビタミンと言われている。βカロテンは体内でビタミンAに変わる。

  24. 亜鉛、セレン、マンガンも抗酸化物質。

  25. ファイトケミカルの1つクロロフィルは抗酸化作用の他、血液をサラサラにする作用などがある。

雑感

2,3,4.DHEAは知らなかった。

11.俺が最近太ったのはストレスが原因だろうな。

14.これは溜池ゴロー監督のセミナーでも言ってた。

15,16.日光浴はセロトニンビタミンDメラトニンのために必要だな。

25.ハイパーメディアクリエーターの高城剛さんはカビ毒を出すためにクロロフィルに注目していて八重山産のクロレラを飲んでいると雑誌で語っていた。 俺は以前飲んでいたけど、また飲もう。

*1:炎症は傷ついた体を守る免疫反応で過剰になると害を及ぼす