マルチリンガルになりたいと思って2冊の本を読んだ。
7ヶ国語をモノにした人の勉強法
印象に残ったこと
大学に進んだのちも私は貪欲に言語を学び続けていました。最初のうちは必修だったこともあって様々な授業に出ましたが、不満が募るばかりでした。大学の言語教育に絶望するとほとんど出席もしなくなり、成績もギリギリのところで単位を取るだけになります。
日本の語学教育は中等教育(あるいは初等教育)から始まって大学に至るまで、語学のできない人たちが語学のできない人たちを再生産するシステムになっているのです。
本に書いてあることを読み上げるしかできないような教師に限って、従順さを要求します。
中国語は音声第一。字幕付きのテレビドラマが最も良い教材
フランス語はラテン語の子孫ですからスペイン語やイタリア語、ポルトガル語などと親戚関係にあります。英語とドイツ語はゲルマン語系。日本人はスペイン語を習得しやすい。
日本の教育がクソなのは同感。俺も大学入学当時は頑張ろうと思ったけど、勉強する気が失せたね。
NHKのラジオ講座は大学生の時に挑戦したけど、個人的に合わなかったので続かなかった。
ピーター流外国語習得術
印象に残ったこと
初めて日本に来た時に、原宿の喫茶店で隣に座っていた男性が英単語帳を丸暗記しようとしているのを見て、すごくびっくりすると同時に、とてもかわいそうだと思った。単語をそのまま丸暗記するのではだめ。
外国語で書かれた文章を読む最初の段階では対訳の本を読むのが有効である。
最初からどういう利益があるかわからないことがありますが、人間は何かを勉強していると、長い人生では必ずそのうちには役に立つ。
実際にスウェーデンに行ってみたら、プロテスタントの国ですから、結構保守的な国だった。スウェーデンに行って、スウェーデン語を話すと、よく外国人労働者と思われました。トルコ人やユーゴスラビア人はお断りだと、レストランに入ることを拒否されたこともあった。
ゲルマン系のドイツ語とスウェーデン語と英語、ラテン系のフランス語とスペイン語、スラブ系のロシア語とポーランド語は似ている。若い時にヨーロッパの3種類の言語を1つずつを集中して勉強することをおすすめします。
NHKでは外国語のニュースを放送しているが、日本人が興味の持ちそうなものを一部分だけとって放送している。日本人にとって変に思えることとか今まで聞いたことと違うと思わせるようなものは絶対にない。一言で言えば、日本では政府、国家が国民を子供扱いしている。
英語を学校で教えるべき。まず教えるべきは文法。次に生活に役立つ会話。文法、会話の次に重心を置くのは発音。
勘は蓄えた知識、情報。ひらめきというのもどこか頭のなかに入っていたいろいろな情報や知識がふさわしいタイミングで出てくるものでゼロから生まれるものではない。
しばらくはアメリカの覇権は続きそうですから、アメリカを無視して生きることは自分にとっては大きな損であることは確実。ですから情報を使い分けることを選ぶべきです。アメリカの情報やアメリカで起こったことはきちんと知るべきだけども、アメリカかぶれにならないで、違う考え方を持つ。
天気予報こそは英語の放送例えばAFNなどで聞いてもいい。道路交通情報についてもそう。使われる単語が限られてるのですぐわかるようになる。
自分が勉強している言葉の「和◇辞典」を必ず携帯しましょう。そうでもしないと自分の語彙は増えない。*2
中国語の聞き取りのために香港の連続ドラマを借りたことがある。漢字の字幕スーパーがある。
「おもしろそうな記事だな、でも、長いな」と思ったところはすぐ切り抜いて保存しておいて1週間後に読む。1週間経ってもまだ面白そうだなと思ったものはよんでもいい。でも、だいたいは1週間後にはどうでもよくなっている。*3
日本人は資格試験が好き。勉強を完全にそれに合わせてやるのはとんでもない損。実際のニーズに合った勉強ではなく、結局、その試験に合格するための「訓練」になってしまう。*4
世の中の教科書に文法が多いのは推測だが、言語学者にとって文法が一番面白いから。
英和辞典で発音がカタカナで書いてあったら違う辞書に買い直すことをおすすめする。中国語の上にカタカナでルビがふってあるものがあるが、それで覚えても実際にはなかなか通じない事が多い。
日本は単一民族国家というのはとんでもないウソ。調べようと思ったら遺伝子検査できちんとわかる。人によってインドネシアから来た、朝鮮半島から来たとかモンゴルから来たとわかる。
宮沢喜一氏は立派に英語ができると思いますが、とても国際人とはいえません。
ある人を民族、国籍、人種など生まれつきのものによって判断するとしたら国際人ではありません。*6その人の言っていること、やっていること考えていることによって判断する人が国際人。
「汝の敵を愛せよ」という考え方も間違っていると思います。みんなを愛する人は誰も愛さない人です。本当に人を憎まない人は人を愛することもできないと思います。
日本の外交官はもう最低と僕は言い切っています。ただお上から決められたことを実行するだけです。
若い人に中国語を勉強しましょうと提唱している。*7脱亜入欧という考え方を自分の中で変えることができる。日本人は白人コンプレックスがある人や白人の方ばかり向いている人がいる。そういう狭い考え方から脱却してアジアにもいろいろいい点があると気づき、日本の文化の中で何を保ち、何を捨てるべきなのかそういうことを考える手助けになる。
この本は12か国語を操るピーター・フランクルさんが1999年に書いた本。16年前の本ですが、現在でも通用する内容ですね。それだけ日本がまるで成長してない証拠です。
マルチリンガルになりたい
俺がマルチリンガルになりたいと思ったのはまさにピーター・フランクルさんが指摘してる情報の扱い方に疑問を持っているから。
この国は都合のいい情報しか流さないです。都合の悪いことは流さないし、なかったことにしやがる。
あと日本を非常に末期的だと思ってるからいつでも海外に出て活動できるようにしておこうという思いがあります。
この国が経済破綻とか金融危機になることはないと思います。なぜならば、なかったことにするし、絶対に隠すから。
アジアの三大都市はもはや上海、香港、シンガポールと言われて、東京は外れてます。*8
確実に中国資本が日本国内を席巻するのは間違いないのでマルチリンガル、グローバルな感覚を身に着けたいものです。
ドイツ語、スペイン語、中国語、英語*9、ロシア語を学ぼうと考えてます。それぞれ明確な理由があります。
いつやるかわからないけどw