レベルが高すぎて個人的に難しかったので、つまみ読み。
ワシは英語が得意な方なんだが、この本を読んだら気持ち悪くなったw
印象に残ったこと
英語で書かれた文章はすべて論理的。
クレーム(主張)・データ(事実)・ワラント(根拠)が揃ってロジックは成立する。これが成立しない文章は英語ではない。データを上げた理由を述べるのがワラント。
クレーム・データ・ワラントの塊をパラグラフという。
データのあげ方をレトリック(論証プロセス)と呼ぶ。エピソード、列挙、定義、因果関係、引用、時系列、対比、比喩などのパターンがある。
レトリックを読み解く信号語には等位接続詞(And,or,But,Yet,),副詞、副詞句がある。
will,can,must,shouldなどは主観的な主張を表す。
英語では相対的なことを口にするとHow and why ?(どのように、なぜ?)という論証責任が生じる。
第一文が否定文だと第2文がクレームになることがほとんど。
第一文がデータである場合、データ→クレームという帰納的なロジック、最終文にクレームが来るのではないかと考える。
対立命題(自分とは反対意見)→クレーム→データというパターンは段落の真ん中に主張が来る。このパターンの目印になるのが文頭のBut*1。
主旨は一番言いたいこと、要旨は段落の議論を端的にまとめたものでクレームはもちろんデータ(レトリック)も考えないといけない。
雑感
ロジックの話は過去に読んだこれらの本と内容はかぶる。
データの上げ方がレトリックというのは新鮮だった。
事実と法的根拠を組み合わせて主張するという法的三段論法と考えが同じだね。司法試験でも論証という言葉をよく聞く。
こうやってロジックを意識して英語を読むと論理的な力がつくかもしれない。
*1:めったに使ってはいけないが、反論を示すときに使われる。