ガソリン携行缶にガソリンを入れる時は気をつけろ!
俺はいつもセルフGSを使うが、ガソリン携行缶にガソリンを入れる時はフルサービスのGSに行く。
セルフスタンドでユーザーが許可されているのは車と2輪車への給油のみ
セルフスタンドで顧客が携行缶にガソリンを入れるのは禁止されています。
「危険物の規制に関する規則」という総務省令(これは総務省が作った法規としての性質を持つ命令。消防庁は総務省の外局。)で禁じられています。
第四十条の三の十
第二十七条第六項第一号の三 の規定による顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所における取扱いの基準は、次のとおりとする。
一 顧客用固定給油設備及び顧客用固定注油設備以外の固定給油設備又は固定注油設備を使用して顧客自らによる給油又は容器への詰替えを行わないこと。
禁止してるのはこの「危険物の規制に関する規則」という命令ですが、ネット上の情報はホントクソで「危険物取扱者の資格があれば自分で入れていい」とか消防法、消防法施行令で禁止されてると書かれていた。
Googleはヤフー知恵袋とかを上位に持って来ないで欲しい。
顧客というのがポイントでしょうね。危険物取扱者の資格があろうが、顧客だったら入れてはダメってことです。
昨日話していた弁護士さんたちが「Google先生やYahoo知恵袋の法律情報が嘘すぎる。なのに依頼者がそっちにはそう書いてますと言って聞かない」とこぼしていて、医療と全く同じだと思った。
— 宋美玄 (@mihyonsong) 2014年10月23日
ガソリン携行缶の使い方
「ガソリン携行缶を安全に取り扱うための留意事項について」という総務省消防庁の通知では
1.ガソリン携行缶は、直射日光の当たる場所や高温の場所に置かないこと
夏季はもちろん、それ以外の時期でも直射日光の当たる場所や高温の場所にガソリ ン携行缶を置くと、ガソリン液体又は可燃性蒸気が大量に噴き出す可能性があるため、 日陰の風通しの良い場所にガソリン携行缶を置くことを徹底する必要がある。 なお、ガソリン携行缶の蓋やエア抜きの締め方が緩いとガソリン携行缶周辺に可燃 性蒸気が出続けて危険なので、使用後は確実に締めることも重要である。2.ガソリン携行缶を取り扱う場合は、周囲の安全確認とエンジン停止を徹底すること
ガソリン携行缶を取り扱う場合は周囲に火源になりそうなものがないことを確認 するとともに、万が一、火災になっても延焼拡大や人的被害が生ずるおそれがないこ とを確認する必要がある。特にガソリン携行缶を用いて発電機等にガソリンを注油す る際には、ガソリン携行缶の蓋を開ける前に発電機等のエンジンを停止することが必 要である。3.ガソリン携行缶の蓋を開ける前に、エア抜きを行うこと
日陰の風通しの良い場所にガソリン携行缶を置いてあっても、外気温の上昇に伴い ガソリン携行缶内の圧力が高くなっている可能性があり、ガソリン携行缶の蓋の開放 に伴い可燃性蒸気が噴き出す可能性があることから、ガソリン携行缶の蓋を開ける前 に、少しずつエア抜きを行うことが望ましい。また、エア抜きはガソリンをスムーズ に注油するための空気取入れ口を確保する意味でも有効なので、エア抜きのあるガソ リン携行缶にあっては注油前に積極的にエア抜きを行うよう広報することが重要で ある。
とあります。
俺はこの時に携行缶からガソリンを入れたけど、キャップは普通だった。
ガソリンは危険
ガソリンはマイナス40℃という低温でも気化する非常に爆発性の高い物質。気化したガソリンは空気より重たいため、地面周辺やくぼみなどにたまりやすく、離れたところにある火元によって引火する可能性もあります。
静電気の火花でも引火する可能性があるようです。
だからセルフのガソリンスタンドでは静電気除去パッドがあるんですね。
ちょっとくらい漏れてもいいやくらいに思ってましたけど、考えを改めないといけないと感じました。
参考記事
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