目次
印象に残ったこと
歯ブラシは1ヶ月以上同じものを使っていたらバイ菌で磨いているも同然。
諸外国では飲食後により積極的に唾液を出すためにガムを噛む習慣になっている。
磨くものは歯垢(細菌の塊)、磨くところは歯と歯の間。デンタルフロスをメインにして歯間ブラシも使う。
就寝前と起床直後に磨く。
口の中は肛門より菌の数が多い。
そうした菌が口の中の毛細血管を通じて全身に回る。
血管内に侵入した細菌はあちこちで炎症を起こす。
歯周病の人はそうでない人の3倍も脳梗塞や心筋梗塞になる確率が上がる。口の清掃状態が悪いと、必ず全身病を起こす。歯は糖質を含む飲食をした後、リンやカルシウムが唾液に溶け出して、軟らかくなる。その時に歯ブラシの毛先が当たると、歯が削れて知覚過敏になる。
海外の歯科医師の間では「喫煙者の歯周病治療は無駄」と言って診察を拒否することもある。喫煙者は非喫煙者に比べて2倍虫歯になりやすい。
スウェーデンでは歯垢(細菌の塊。プラーク)がたまりそうなところから効率的に歯磨きをする。
プラークのたまりやすいところは「歯と歯の間」と「歯の付け根」。だからまず、デンタルフロスをしたり、ワンタフトブラシを使う。歯垢を取るならばデンタルフロスやワンタフトブラシが主役。寝る寸前、起床直後にプラークコントロール(デンタルフロス+音波歯ブラシ*1)、飲食後にはデンタルフロスと舌回し。音波ブラシは毛先を歯と歯茎の境目に優しく当てて、1箇所あたり5秒、全体で2分やれば大まかなプラークは除去できる。
口呼吸を改善するあいうべ体操。
上下歯列接触癖(TCH)になると常時、交感神経が緊張した状態になる。正常な状態は上下の歯は接触しない、
舌は上顎の歯列弓の内側に吸盤のようにくっついている。TCHを治すには行動変容法が有効。シールや目印を普段目につくところに貼って、それを見たら噛み締めをやめる。寝る前にも自己暗示をかけておく。キシリトールは1日5gとらないと効果はない。歯科医院専売でキシリトール100%の商品がコスパよし。
市販のキシリトール入りのガムは虫歯になってしまうものもある。市販のもので「歯に信頼マーク」がついているものを買う。トクホでも虫歯予防目的のトクホでないと虫歯になる可能性あり。糖尿病でない正常な人の体内を流れるブドウ糖は角砂糖1個(4g)程度。これに対し、スポーツ飲料500mlに含まれる糖は角砂糖7.5個分。
しかもスポーツ飲料に入っているのはブドウ糖ではなく砂糖。
砂糖を摂取すると、空腹感が収まった後でもさらに摂取したくなる麻薬みたいなもの。
経口補水液(ORS)の基本はブドウ糖2%。
日本のスポーツ飲料はそのまま飲むと糖質過多、薄めると肝心の電解質(ナトリウム、カリウム)がほとんどなくなる。
カロリーゼロや糖質オフと謳って人工甘味料を使っているスポーツ飲料もあるが、浸透圧の調整ができなくなって甘い飲み物になるだけ。経口補水液でもクエン酸が入ったものを常飲すると、口の中が酸性に傾き、虫歯のリスクが高まる。
普通のスポーツならば麦茶に梅干しで十分。
雑感
1.自分は歯ブラシを1ヶ月では変えないな・・・。これから変えよう。
2.俺も通っている歯医者で食後にガムを噛んだ方がいいと言われた。
8.スウェーデン式は導入していた。
しかし、歯の根元が削れたり、黄色くなっているんだよな・・・。
9.本で紹介されていたのがこれ。
音波ブラシにしてみよう。
11.歯医者で歯ぎしりをしたり、噛みしめる事が多くないか?と言われたことがある。
おそらくTCHになっている。それに伴って口呼吸になっている。
これから上下の歯が接触しないように行動変容しよう。
12.市販のものでも効果がないキシリトールがあるとは・・・。
俺が通っている歯医者は歯に信頼マークで紹介されているリカルデントをすすめていたから名医かもな。 ただ市販のリカルデントにはこのマークが付いていないものもある。
13,14,15.糖質は麻薬以上の中毒性があるそうだ。
スポーツドリンクを飲むならば、麦茶にしよう。そうしよう!
*1:フィリップス社のソニックケアシリーズ