印象に残ったこと
成績の良い営業マンとそうでない営業マンの違いは営業日報の書き方。
ローパフォーマンスの営業マンの日報はスカスカなのに対し、ハイパフォーマーな営業マンはしっかり書かれていた(要点が分からないほど多い文章は除く)統計では外れ値(飛びぬけた一部のデータ)があるおかげで理論上の平均値と実体験の感覚が合わない。
売れ残った宝くじから当選は出る。抽選前に売れ残った宝くじは断裁処分されるので当選金が支払われることはない。
支払期限が過ぎた宝くじは自治体の収益金として配分される。
60億円分の年末ジャンボ宝くじを買った場合、理論上30億円は当たる。(還元率約50%)
YouTuberヒカルは1000万円分の宝くじを買って232万円当選。(還元率約23%)
当たりやすい宝くじ売り場はない。
高額当選者が出ると謳う→買いに来る人が増える→サンプルサイズ(販売枚数)が増えるので高額当選者が出る確率が上がるのが実態。年末ジャンボの前後賞(1.5億円)に当たる確率は生涯雷に当たる確率(0.00000001%)と同じ。
ギャンブルはプレイヤーの選択肢が多いほど還元率が高い。選択肢が多いからといって戦略・戦術を持たずに適当に選択するのでは勝てない。
宝くじは「連番かバラ」「何枚買うか」、競馬は単勝など10種類、パチンコパチスロは「どこに座るか」「いつやめるか」など。「選択肢が多いほど勝てる」法則からすると一番儲かるのはビジネス。
ギャンブルに必勝法はないが、統計学的なギャンブル必勝法はビギナーズラックで勝ち逃げ。大数の法則でやればやるほど損をするのがギャンブル。
胴元がいるギャンブルにプレイヤーとしてゲームに参加した時点でかなり分が悪いが、カジノゲームで還元率100%を超えるゲームはブラックジャック。(やり方次第)
一流のギャンブラーはギャンブルをしない。勝てない土俵や五分の土俵では戦わないで勝てる土俵で勝負。
麻雀は記憶力と確率計算ができる人が強く、ポーカーは確率計算と心理戦が強い人が勝てる。
1時間のうちにお客さんが何人来るか(A)/1時間のうちに何人のお客さんが会計できるか(B)=レジの混み具合、レジの稼働率。100%を超えるとお客さんを捌いてもレジに行列ができる。
買い物でキャッシュレス決済にすると、現金決済より自由に使える時間が年間3時間増える。
答えはわからないけど、いったん借り決めをして(事前確率)、データを入れながら(条件付き確率)都度修正していくのがベイズ統計学
日立製作所研究チームが人間のマーケティング専門家と日立製AIを競争させ、どちらが売上を増やせるかホームセンターで実験。
マーケティング専門家による売上アップはなく、AI分析によって特定スポットにスタッフがいる時間を増やしたら売上がアップした。(しかも接客時間が増えたわけではなかった)USJをV字回復させた森岡毅さんの分析によると、テーマパークに来る属性と相関のある要素はテストステロンの多さ。若い女性向けアトラクションから刺激が強いアトラクションを増やした。
雑感
題名になっているレジの行列を見極めるには、
2人体制のレジに並ぶ
空いているレジに並ぶ
手際のいいレジ係に並ぶ
かごの中身が少ない人のいるレジに並ぶ
と当たり前のことが書いてあったw
USJの森岡さんみたいに統計で当たっている人がいるが、この世の中はいろいろなパラメーターで成り立っているので統計による理論値はあくまで参考にして利用する程度の気概でいいと思う。
宝くじは期待値がマイナスになりますが、やはり買わないと当たりません。
何かの投資の本でスプーン一杯分のリスクを負うというのを知ってから娯楽程度にロト6を買うようになりました。
篠田麻里子と不倫をした令和トラベルの社長も非合理的な行動は資産になり得ると語っていました。
宝くじを買うことは非合理な行動ですが、当選すれば資産になります。
これも高額当選者が連番10枚、バラ10枚で買っているだけで当たりやすくなるわけではない。
俺は年末ジャンボを連番1枚、バラ1枚で買っています。
今年も公式サイトから買いました!マスミ(浜松で有名な宝くじ売り場)に行って買わねーよw
それにしても売れ残った宝くじから当選が出るって換金されない宝くじがまさにそれなのかな?
そもそも1等に当選している人なんていないのでは?と思っていた。
ただ、テレビやネットを見ると高額当選者は世の中にいますね。
今年九死に一生を得る被害を受けました。
これも雷に打たれるくらいのあり得ない確率。
近いうちに年末ジャンボやらロト6やらtotoBIGで数億円ゲットできるでしょう。
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この本にも
しょせん実験というのものは現実を簡略し、近似させたものに過ぎない。どんな実験にせよ、仮定の上に仮定を重ねており、そうして得られたデータを見て真実を知ったつもりになっている。
ある種の仮定を前提とした話にすぎないと積極的に認めるのが科学者に求められる倫理。
と書かれている。
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