障害年金判定、更新も地域差 最大11倍
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015080302000088.html
国の障害基礎年金を受け取っている人のうち、更新時に「障害が軽くなった」などとして支給を打ち切られたり、減額されたりした人の割合に都道府県間で最大十一倍の開きがあったことが、日本年金機構の二〇一三年度分データの集計で分かった。
支給停止・減額となったのは全国で七千七百八十七人。岡山では更新対象者の12・1%に上る一方、最低の島根では1・1%だった。障害が軽くなった人が特定の地域に偏っているとは考えにくく、審査する医師の主観による判定のばらつきで、受給を続けられたはずの人まで年金を受け取れなくなった可能性がある。
障害基礎年金をめぐっては、新規に支給を申請して不支給と判定される人の割合でも、最大約六倍の地域差があることが分かっている。更新時にも大きな不公平が生じているといえそうだ。
厚生労働省は先月三十日、地域差が特に大きい精神・知的・発達障害を対象に、客観的な指標を盛り込んだ新たなガイドラインをまとめた。年内にも年金機構内で通知を出し、年明けに実施する考え。
障害年金では、身体障害などで状態が変動しない場合を除き、一~五年ごとに更新手続きが必要。多くの人が受け取る障害基礎年金は、年金機構の都道府県事務センターが地元の医師(認定医)に審査を委託している。
障害年金の更新
障害の状態が変わっていないか調べるため、日本年金機構の認定医が受給者ごとに1~5年の幅で期間を設定。受給者は更新の時期が来たら、主治医の診断書を提出し、認定医が等級(1~3級)を判定し直す。障害基礎年金は最も軽い3級では支給されないため、「2級に該当しない」と判定されると支給停止。1級から2級に下がると、支給額が月約8万1000円から約6万5000円に減額される。2013年度は約15万9000人が更新を迎え、9割以上の人は「変更なし」だった。
先月のネットニュースでも取り上げられていた。
障害年金を申請して不支給と判定されたり、更新時に支給を打ち切られたりした人が国に不服を申し立てた件数が2014年度は約6500件に上り、10年前の04年度に比べ3・5倍に増えたことが19日、分かった。
支給申請自体は微増で、それなのに不服申し立てが急増しているのは、日本年金機構の判定が不透明なため納得できない人が増えていることや、支給判定の厳格化が背景にあるとみられる。
年金や健康保険では、給付など国の決定に対し不服申し立てができる「審査請求」という制度がある。
単純にちゃんと審査してる地域と惰性で書類を通してる地域があるだけの話だと思う。
精神科の診断なんて主観なので精神科では脳の検査を必須にすべきだと思うが。医学が進歩してるんだから血流とか脳波でわかることがあるだろ?
審査を厳格化するのは社会保障費を減らしたいから当然。もらわなくてもいい奴がもらってる可能性が多々あるし、不正受給も多いし。
本当にひどい人は申請を他人に任せるべきだろうが、審査に通るために社労士などに代書してもらおうとする魂胆がそもそもおかしい。
士業の奴らって審査が通らなかったら絶対に行政に苦情を出しに行くと思う。面目丸つぶれだから。
生活保護も議員とか弁護士の力添えがあると申請が通って、真面目に自分で申請した人が受給できないパターンが多いでしょ?
こういう代行業者をのさばらせないためには行政がちゃんと案内や説明をすることだね。適当にやってるからこういう連中に需要が生まれるんだよ。