※約10年前(2017年11月)の本です。
目次
印象に残ったこと
買うのは変動金利型10年の個人向け国債。
老後に必要なお金は老後30年(360カ月)生きるとして、360万円を貯めておけば年金生活に、ひと月あたりプラス1万円の生活。720万円あったら月プラス2万円。
外貨預金は賭けに近いので、やらない方がいい。外貨預金は、金融知識のない老人から銀行が手数料を稼ぐために使われているらしい。
投資信託を売るのが銀行や証券会社で投資信託の運用の指図をする人が投資信託運用会社(野村アセットマネジメントや三菱UFJ国際投信など)。実際に売買したり、お金の管理をするのが信託銀行。
現時点(2017年11月)で買うべき投資信託は上場インデックスファンドTOPIX、ニッセイ外国株式インデックスファンド。
アクティブファンドはプロ(人)が運用していて、インデックスファンドは指標に連動して機械的に運用している。アクティブファンドの平均がインデックスファンドの平均を上回ったことはほとんどない。
毎月分配型の投資信託は買わない。買った投資信託はずっと持っておき、病気や老後に備える。使う必要がある時は買い値にこだわらず躊躇なく売る。買った価格より安くても売る。
金の投資も賭けに近い。長期的に資産を増やすには向いてない。
35年ローンで4000万の家を買ったら、金利を含めると7000万円ぐらい払うことになる。
家を買うために。銀行でローンを組むと、生命保険に入らされる。
マンションは土地の所有権がほとんどないから、ローンを払って自分のものになったところで、老朽化したマンションに価値は残りづらい。家のローンを払いながら株に投資する人がいるが、やめた方がいい。ローンを早く返した方が立派な投資になる。
新築のマンションはやめること。新築のマンションを売り出すときは、広告をすごい売っている。新築マンションの価格の3割は経費と売る側の利益だと言われている。
買った時点で、3割引きの価値しかない。 4000万円で買ったら、住んだ瞬間に2800万円になると思った方がいい。人生が流動的な若い人は、賃貸の方が無難。戸建てを買うとしても、通勤に時間のかかる郊外はやめた方がいい。
人口減少のため部屋を借りる層が減るので、空室が増えると予想される。家賃収入も少なくなるし、買った不動産自体の価格も下がる。さらに不動産は買うときに3%、売るときに6%、仲介手数料として不動産屋にもっていかれる。
ローンを組んで不動産が売れると銀行には金利が入ってくるから銀行と不動産屋はグルになって宣伝。
ファイナンシャルプランナーを呼んで、無料の不動産投資セミナーを開く。カモが集まってくるので、その人たちが不動産投資をしてくれたら、ファイナンシャルプランナーにキックバックを渡す。
家族がいないなら保険に入らない方がいい。もしもの時のために、保険料を払ったと思って貯蓄をしておいた方がいい。
資産から当面の生活資金を抜いた後、安全資産とリスクの運用資産に分ける。安全資産で個人向け国債を買って、リスクを運用資産でインデックスファンドを買う。
リスクを運用資産の方は1年で1/3に減る可能性があると考えて金額を決める。まとまった資金があるなら毎月少しずつ買わずに一気に買うのが合理的。リスク運用資産で、国内と海外のインデックスファンドを半々ずつ使う。
iDeCo(個人型確定拠出年金)はやったほうがいい。
確定拠出年金の手数料は公的機関に払うお金(初期費用と月額)とインデックスファンドの手数料。運営管理手数料は、SBI証券や楽天証券だと0円。
雑感
山崎元の教え
個人向け国債(変動10年)、上場インデックスファンドTOPIX、ニッセイ外国株式インデックスファンドを山崎元さんの言うとおりに買っていた人はこの10年で資産が増えてますね。
chatGPTに2017年から現在までの運用成績を聞いたら以下の通り。
| 指数(2017~2026) | 長期平均リターン | 特徴 |
|---|---|---|
| S&P500 | 約9~11% | 米国 |
| ニッセイ外国株式 | 約6~9% | 先進国分散 |
| TOPIX | 約4~6% | 日本 |
オルカンがS&Pやニッセイ外国株式よりふるっていないのは日本株、中国株、新興国株が入っているかららしい。
それでも日本株だけのインデックスでも上がっている。銀行の利子よりはマシ。
この本では日本株だけのインデックスは論外と書かれていた。この本を書いた人は農林中金おおぶねのファンドに関わっている人。
S&P500を買うとして、日本株のインデックスも買おうか悩むところ。
日本の大企業は実はやばいところがあると思っています。上場企業が平気で粉飾するし。
ニデック、減損2500億円の恐れ 不正で第三者委「永守氏も容認」
chatGPTに聞いたら上場インデックスファンドTOPIXの長期リターンは20年スパン(2007年から)でも3~5%で悪くはない。
ただ、投資をしていた人が定年退職時にリーマンショックの憂き目に遭ってバイトをせざるを得なくなったのを目撃している。(資産をほぼ株に回していた)
自分が老後を迎える頃にリーマンショックやコロナみたいなことが起きたらやばいね。
「リスク資産は1年で1/3になる可能性がある」という山崎元さんの言葉通り、暴落が来ても生活が破綻しない「余裕資金」の範囲でやるべきだと再認識しました。
彼が残した「素人がプロに騙されないための知恵」は今でも宝物のような教えですね。
今回の読書を経て、俺の投資方針は固まりました。
安全資産として「個人向け国債」を購入する。
リスク資産は、高い成長が見込める「S&P500」を主軸にする。
安全資産とリスク資産は「余裕資金」で運用する。
銀行や不動産屋のセールストークに惑わされない、賢い消費者でありたいと思います。
iDeCoは毎月の手数料などが気になりすぎるし、60歳まで全く下ろせないってのがネック。
保険
医療保険ですが、本当に入る必要はないと思う。
粉砕骨折で1泊2日の手術、九死に一生を得る事故で5日間入院した(ICUにも入ってた)ことがありますが、高額療養制度があるので10万円いきませんでした。
保険に入らずそのお金をもしものために貯金しておいた方がいい気がします。
「そんなことはない!保険に入った方がお得だ」と言う生保レディはぜひ教えてください。
火災保険は入るべきですが、地震保険は頼りにならない。最近では台風被害もあるので、そういうのに対応している保険に入らないとダメです。
共済はそれに対応しているので共済はおすすめ。
不動産
中古の戸建ても価値のないものがあるので注意。
ボロ家を安く買って内装と外装をきれいにして2000万円で売られているなんてのがある。
不動産屋と銀行は懇ろです。
