【書評】もう汗で悩まない
- 作者: 五味常明
- 出版社/メーカー: 体臭多汗研究所
- 発売日: 1997/02
- メディア: 単行本
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印象に残ったこと
汗のかき始めはさほど臭くないのに、多量に汗をかいたり、汗が長くこもったりした場所が特に汗くさくなるのは、発汗量が増加するにつれて、皮膚表面のpHが酸性からアルカリ性に変化して細菌の繁殖や分解を助けるから。通常の皮膚表面のpHは4~5の酸性領域にあり、細菌の繁殖には不都合。しかし、汗の成分のうち、アルカリ性の強い重炭酸イオンは発汗量が多くなるにつれ、エクリン腺の導管から再吸収されずに、直接汗の成分として皮膚面に排出される量が増える。その結果、汗中に増加した重炭酸イオンが皮膚表面のpHをアルカリ性に変化させ、雑菌が繁殖できる環境になる。
脇の下、股、足裏ではエクリン腺に微量に含まれているアンモニアや尿素などの成分が濃縮されやすく、同時に重炭酸イオンも蓄積され、アルカリ性に傾きやすくなる。
呼吸を支配することによって間接的に自律神経、他の臓器の働きをコントロールできる。 呼気(腹を引っ込めて古い空気を絞りだす)と吸気(腹の筋肉を緩めて自然に肺を新鮮な空気で満たす)の比は2:1。 呼気と吸気が確実にできるようになったら息を止める(保息)。呼気:吸気:保息=2:1:4
「交互呼吸法」右鼻孔を右手親指で塞ぎ、左鼻孔をあける。最初は左鼻孔から息を出し、次に同じ左鼻孔から息を吸う。そして右鼻孔をあけて、左鼻孔を右手中指で塞ぐ。右鼻孔から息をゆっくりと吐き出し、右鼻孔から吸う。このように左右の鼻孔から交互に呼吸する。これは末梢血管抵抗を低くして全身の筋肉を流れる血液の循環を促し、弛緩反応を得やすくする。
「バストリカ」 素早く連続的に息を吐き出すこと。1秒間に1~2回のリズムで連続的に50回ほど繰り返す。この呼吸法は潜在意識を活性化させ、無意識の世界が浮上してくる。
両手の指で同時に両側の乳房の上あたりの皮膚を強くつねるとその部分から頭までの発汗が一時的に減少する。この現象は「皮膚圧 発汗反射の原理」を応用したもの。
漢方医学では普段から喉が渇きやすく、冷たいものを好み、食欲が旺盛で食事中に頭から汗が出て止まらない人は体内に余分な熱がたまるタイプといいます。このタイプの治療薬としては白虎湯という漢方薬を用いる。
雑感
自分は五味クリニックでわきが手術をしたことがあります。
それはさておいて・・・。
自分は尋常じゃない汗が普段から出るので自律神経がおかしいと常々思っていましたが、それをコントロールするにはやはり呼吸が大事みたいですね。
ここで紹介されてた呼吸法を意識的にやりたいと思います。
胸のあたりをつねると汗が一時的減少するのか。今度やってみよう。
漢方ですが、効果は眉唾ものですね。実際に漢方薬を処方してる精神科に通ったことがありますが、大して効果がなかったです。
食事中に頭から汗が出て止まらないというのはまさにあてはまるのでこの白虎湯というのは試してみようと思います。
杏林堂に探しに行ったけどなかった・・・。
【第2類医薬品】白虎加人参湯 エキス細粒89 2.0g×30包
- 出版社/メーカー: 松浦漢方
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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なんかうさんくさいよなー。
中国人こそ漢方薬に親しんでるものかと思いきや、中国人が日本の医薬品を買い占めてる時点で漢方薬は効果ないでしょ。
薬に頼るのは対症療法に過ぎないのでやめておきます。お金の無駄だ!