在庫管理がまともにできていない企業が多い
俺のバイト先だが、在庫が多すぎるし、発注のタイミングがおかしい。在庫はこの時に比べて今はマシになったけど。
上の記事で、残り何個になったら発注というスタンスなんじゃないかと書いたが、バイト先の事務所の資料を見たらやはり一部はそうみたい。
いろいろわかったのだが、発注にも店舗内発注と店舗外発注の2つがあるようだ。
俺のバイト先は店舗外発注による在庫が多すぎて、店舗内発注はタイムロスがあって機会損失を起こしている。
店舗外発注による商品が多すぎるせいで無理矢理売り場を作ったり、値下げして売ってることが多々ある。
全然回転してない商品が次から次へと入荷されるのは非常に意味不明。売れ筋だからという理由なんだろうけど。
店舗内発注も残り何個になったら発注あるいはなくなったら発注してるみたいで、欠品してることが多々ある。
客がせっかく「この商品が欲しい」と買いに来てるのに在庫すらない。
あと両方の発注に共通してるが、商品の回転をたぶんあまり考えてない。
- 作者: 六角明雄
- 出版社/メーカー: アニモ出版
- 発売日: 2012/02/14
- メディア: 単行本
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いい機会だと思ってこの本を読んだ。
以下は印象に残ったこと。
利益は販売した商品の売った時の価格と仕入れた時の価格の差で決まる。売上-仕入は利益を示さない。利益は同じ月の売上高と仕入高の差額で求めるのではなく、その月に売られた商品の売上高とその商品を仕入れるために支払った金額の差額で求める。言い換えると商品は購入した時点では費用にはならず、いったん在庫という資産になり、販売された時点で費用になるということ。このように利益を計算することを費用収益対応の原則という。
「当月販売充当在庫高=月初在庫高+当月仕入高-月末在庫高」この算式によって「どれだけの在庫を販売のために使ったか」を求めることができる。
在庫の管理は基本的に金額で行う。
不動産がない、信用度が低い会社でも在庫を担保にすることで融資を受けることができることもある。
基準在庫量(下限)=リードタイム日数×1日あたり平均出荷量+安全在庫量
マネジメントするということは意思決定するということ
在庫削減の基本は5S活動
整理 不要なものを捨てること
整頓 在庫や道具などを決められた場所に置き、すぐに取り出せる状態にしておくこと 例:ロケーション管理
清掃 掃除を行い、常に職場を綺麗に保つこと
清潔 整理・整頓・清掃を維持すること
躾 ルール・手順を守る習慣をつけること
ロケーション管理
フリーロケーション 動きの多い在庫
固定ロケーション 動きの少ない在庫
デカップリング・ポイント=在庫をどのタイミングまで持つか
BCP(事業継続計画)とは自然災害や大規模な事故に企業が遭遇した時に早期に事業を再開するための方法や手段をあらかじめ定めておくもの。
非常に勉強になった!
おそらく安全在庫量は会社のPCにデータを入力すると数値がはじき出されると思う。むしろそれをやってなかったらダメだろ。
俺も商品を選んで上の式で大丈夫か実験してみようかなw
こういうのは社員に聞いた方が早いだろうけど、俺みたいなものが「在庫ガー」とか進言すると絶対に嫌な顔をされるので気になったら自分で調べるスタンスでいます。
在庫の基本的なことはわかったので、次は陳列によって売上は変わるのかい?っていう疑問だね。
陳列ごときで売上は変わらないというのが俺の仮説だけど、低い棚にある商品の方が回転が早い気がする。
これも何かいい本があったら読んでみたい。
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Windows Embeddedも社員に聞けば詳しいことがわかるだろうけど、俺ごときが「Windows Embeddedって何ですの?」って聞いたら嫌な顔をされるだろうから自分で調べちゃうよね。