日本の労働生産性が低い理由
日本の労働生産性が先進国で最下位というニュースが話題になっている。
GDPを出して屁理屈をゴネる奴がいるけど、まあ、普通に非効率だと思うよ。
以下の記事で日本人の労働生産性が低い要素を挙げている。そのとおりだと思ったことを引用。
日本の労働生産性が低い、14の理由 「もっと頑張る」以外の解決方法は?
残業を前提にした仕事量と予算設定
従業員が残業することが当たり前に思われており、「一人の仕事」量は40時間(8時間X5日)でこなせる量よりも相当大きなものとなる。言い換えれば、残業をしないと仕事がこなせない状況を作り出している。残業代の悪影響
特に年齢の若い従業員には、残業代を稼ぐことで手取りを増やしたいという傾向があり、これが残業の動機となっている。そのため、若いうちに時間管理や仕事を効率的にこなすコツを身につけようとする姿勢がなく、ダラダラと職場に残る習慣が身についてしまう。収穫逓減の法則が理解されていない
人間は機械ではない。一日の最初の一時間と10時間働いたあとの1時間では同じ結果は出ない。長時間労働により、一時間当たりのアウトプットが減ってしまうのだ。また、長時間労働が続くと、従業員のモチベーションや健康にも悪影響を与え、生産性も低下する。管理者が効率を重視しない
日本企業の日常的な活動においても、非効率なものはたくさんある。多過ぎる人が参加している頻繁過ぎる会議、誰も読まない社内報、全体にはほとんど影響を及ぼさない寡少なことにこだわるマイクロマネジメント。これらが従業員の時間を食いつぶしているのだ。労働市場の流動性の欠如
社外の雇用機会は限られており、会社の方針、上司の管理法、仕事の内容、働く環境や待遇などに不満があっても、辞めることができない日本人社員は残念ながら多い。不満を抱えたままではモチベーションと生産性が悪化し、うつ病などの問題にもつながる。流動性が増せば、個人の選択肢が増え、雇用の条件を改善しない企業からは社員が流出し、問題を解決せざるを得なくだろう。非効率な社員を解雇できない
日本の企業は、成果の出ない従業員やスキルが現在のニーズにマッチしていない従業員でもなかなか解雇できない。そのため、従業員の仕事の改善を奨励するパフォーマンス・マネージメントプランも作りにくく、従業員側も解雇などの心配をすることなく、現状維持のまま定年あるいは次の人事異動を待つだけとなっている。会社と社員が半永久的に結び付いている環境は、さまざまな歪みを作ってしまっている。お役所化
組織がルール、手続、書類などを次から次へと追加する傾向は、well-intentioned organizational overload(善意により組織に過重な負担をかける)と呼ばれている。日本の企業はこの傾向が特に強い。個別にはもっともな理由があるが、これが行き過ぎるとお役所仕事が増え、仕事がますます非効率的になる。「フルタイム」以外の労働力が十分活用されていない
日本の職場はフルタイム(=毎週50時間働ける)の正社員を前提に雇用機会が作られている。しかし、それ以外の働く母親、定年退職者、介護を背負っている人、パートタイムや派遣社員などの非正規雇用の人材には補佐的な仕事をさせ、その才能を十分活かせていないことが多い。これらの人々の可能性をもっと引き出せられれば全体の労働生産性向上につながるはずだ。硬直した「仕事」と「雇用」の定義から脱却する必要がある。「鬼上司」が許されている
日本では最近、上司のパワハラが問題になっている。怒鳴ったり極度に厳しい態度をとる上司を持つ部下は、仕事が楽しくなくなり、ストレスレベルが上昇、エンゲージメントが下がり、生産性も向上しないのは言うまでもない。
会社も労働者も長く働くことを美徳としている。おまけに長く働いて稼ごうという発想の奴が多い。残業代が出るから長く働いてもいいやと思う奴もいる。
会議や打ち合わせが多いというのはそのとおりだと思う。厚切りジェイソンも指摘している。
どうでもいいことを声高に叫ぶアホな管理者が多い。怒鳴る奴もアホ。怒鳴ってる暇があったら適切な指示やアドバイスを出せと思う。
正社員の解雇規制は将来必ず緩和される。
無能な正社員は給料泥棒だと思うので解雇できるようになったらいいと思う。
日本のホワイトカラーは別に大したことをしてないし、フルタイムの非正規より楽な業務をしている可能性がありうる。
企画をしたり、資料を作っているだけの奴が多いと思う。非正規にやらせた方が人件費節約になる気がするんだけどw
あとFAXを使うのは珍しいそうですね。日本は多用してるみたいだけど。
追記 2016/1/3
スタバなどのカフェでパソコンをWi-Fi接続して仕事をしている人は、何をやっているのか?(横山信弘) - 個人 - Yahoo!ニュース
「カフェでパソコンをWi-Fi接続して仕事をしている人」のほとんどは、メール処理や資料作成などの「間接コミュニケーション作業」をしている、と言えるでしょう。ネットに繋いで「テレビ会議」などをしている人もいます。これも生産作業ではなく、あくまでも「間接コミュニケーション作業」であり、企業活動において、新たな付加価値を生み出す作業ではありません。
現場に入ってコンサルティングをしていると、この「間接コミュニケーション作業」ばかりやっている人が、いかに組織全体の業務を非効率化させているのかがわかります。企業内にある、これらの間接コミュニケーション作業を半減させても、ほとんどのケースで売上や利益がダウンすることはありません。それどころか、かえって生産性がアップし、収益を押し上げ、労務上の問題を解決するケースが多々あるのです。
パソコンの前に座り、メールを処理したり、管理資料やプレゼン資料を作ったりしていると、あたかも何か「仕事をしている気」になるものです。ただそういう「気」になるだけであって、ほとんどのケースは不必要な作業なのです。
上にも書いたけど、この記事が指摘してる通り、資料作成などをしているだけの奴が仕事をした気になってる。
こんな奴らは正社員じゃなくてもいいんだよ。
給料をもっと下げても何ら問題ないし、会社のためになる。
追記2 2016/10/19
予想通り解雇規制の緩和が始まる。
追記3 2019/1/25
上の記事はミクロな分析ですが、こちらはマクロに分析しています。
銀行が隠していた不良債権を暴いた元ゴールドマン・サックスアナリストのデービッド・アトキンソンによると、日本の労働生産性が低いのは規模の小さい企業が多いからだそうです。
そしてその規模が小さい企業で働く人の数も多いそうです。
日本の労働生産性を上げるには合併が必要だそうです。
無能な小規模零細の経営者は退場した方がいい。
こういう奴らが経営している会社はまちがいなくブラック企業だからね。