就活問題の本質は解禁日ではないby丹羽宇一郎
就活問題の本質 解禁日ではない (丹羽宇一郎氏の経営者ブログ) :日本経済新聞
就活長期化の問題を避けるためには、企業ができるだけ早く合否を決めることが不可欠です。そして、学生の意識を改めるだけでなく、就活の仕組み自体も変える必要があります。
第一に、複数の会社から合格をもらう学生の「内定の掛け持ち」をなくすこと。
また、「滑り止め」と称し、数多くの会社の就職試験を受けることも改めるべきです。
就活でも、学生は「本命」、ごく限られた数の「滑り止め」の会社の試験しか受けられないようなルールをつくってみてもいいと思います。
もちろん、問題はあるでしょう。学生には、この2カ月ほどの間で内定がとれないリスクです。一方、企業には、この期間に採用活動が予定通りに終わらないリスクがあります。
ただし、それらも解決できると思います。中途採用の対象をもっと広げたり、4月入社にこだわらない秋入社の枠を増やしたりすることは当然です。さらに、通年採用の積極化を進めていけば、十分にリスクは減らせます。
就活時期の解禁日はものすごくどうでもいいです。問題にしているのがおかしい。
就活問題の本質は新卒一括採用です。
この提案は現実的じゃないし(企業が一斉にルールを合わせることは難しいだろう。)、学生と企業の選択肢を減らす点でダメです。
最後に丹羽さんがちょっと触れている中途採用の対象を広げる、通年採用の積極化が一番大事。
中途採用、通年採用になれば大学在中、学業にしっかり集中できるし、大卒後に留学にも行ける。
要は自分の将来についてゆっくり考える時間ができる。
一定時期に新卒しか採らないという日本の就活システムがおかしい。
いまだにそんなことが就職活動で問題視されているの? ちょっと信じられません。昔の話ですよね? /「履歴書の空白期間をとがめるような社会では、若者の冒険志向は高まらない。」世界一「チャレンジしない」日本の20代|ニューズウィーク日本版 https://t.co/Si7E6ORT1z
— 吉田寛 Hiroshi YOSHIDA (@H_YOSHIDA_1973) 2015, 12月 2
こういうスタンスなのもおかしいんだよ。わざと留年して新卒を維持する馬鹿野郎に就職試験を受ける機会があって、大卒後、海外放浪してた人間に就職試験を受ける機会がない上、評価が悪くなるシステムがおかしいんだよ。
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