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【書評】ベテラン弁護士の「争わない生き方」が道を拓く

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ベテラン弁護士の「争わない生き方」が道を拓く

印象に残ったこと

  • 「法律さえ守れば、何をやってもいい」そんな傲慢な考えを持っていると争いが起きてしまう。法律は人が守るべき最低限のルールでしかない。幸せに生きるためには法律よりもずっと大切なものがある。

  • アメリカのNASAが宇宙船の乗組員を選ぶ時には、人種、職業、性格、性別、趣味など必ず異なる人を入れるようにする。これはオッドマンセオリーという組織論から決められたルール。

  • 権利を濫用する人によって弁護士の生活が成り立っているという皮肉を込めた格言がある。「弁護士の家は馬鹿者の頭がつくる」

  • 実際に徳を重ねた人は、他人が放っておきませんから必要な時に必要なだけのものが手に入る。

  • 天才的な偉人の背後には、偉人をサポートする人が必ずいる。天才はサポートしてくれる人がいないと世に出ていけない。

  • 著者は相続争いを見てきたが、争わずに解決した場合には、長い目で見ると、とてもいい結果になっている例がほとんど。

  • トラブルに見舞われるのは当たり前をおろそかにしているから。

雑感

コンプライアンスを法律を守ればいいと勘違いしてる企業が非常に多いね。

その法律のできた背景や目的を考えて、倫理観を持って行動しないからいろいろなトラブルが起きる。

金を持っているアホは当たり前のことをおろそかにして法的手段をすぐ使うので腹が立つ。

この本で修身教授録が出てきたけど、最年少上場したリブセンス社長もこの本をおすすめしていた。