何となく解いて微妙な点数で終わってしまう人のための現代文のオキテ55
印象に残ったこと
勉強をする意欲が出ない原因は①わからないことをやらされている。②心身のテンションが下がっている。
遊ぶのも掃除するのも億劫という無気力状態の人は歩くスピードを上げてみよう。カツ、カツ、カツと靴音を立てて歩くと自然に背筋が伸びて身体のテンポが上がり、億劫が消えていく。対比は接続詞に頼らず、言葉の意味で捉える。
引用の目的は主に3つ。日本の学者はなぜかドイツやフランスの文章を引用したがる3の人が多い。読者にとってはわからない話をわからない例で説明されて非常に面倒くさい。
自分の主張をわかりやすくするための具体例
自分が言っても説得力が弱いので、偉い人の言葉で補強する
知識をひけらかしてインテリを気取っている
超克=困難を乗り越えて克服すること。超現実主義=シュールレアリスム。非現実的な世界を表現する芸術のジャンル。「超」がついたら否定の意味。
小説は気持ちの変化を描いた文章。気持ちの動きを描くとき、作家は「きっかけ→気持ち(しぐさ、行動)→理由(背景、事情)」の順番で書く。
問題の選択肢の記号ではなく、言葉に○×をつける。正解の選択肢ほど本文の言葉を言い換えている。
「本文全体を踏まえて、適当なものを2つ選べ」という設問の場合、正解の選択肢は前半に関するもの1つ、後半に関するもの1つという組み合わせになる。
記述問題で多い「どういうことか」という質問には3つの意味がある。①本文の内容をまとめる②傍線部の言葉を言い換える③論理の飛躍を埋める(筆者の話がぶっ飛んでいるので、つじつまを合わせる)
この論理の飛躍を埋める内容は難関大学ほど本文中に書かれてない。「なぜ」問題も3つに分類。①原因(なぜそうなったのか)②目的(何のためにするのか)③根拠(なぜそう言えるのか)
本文中に答えが見つからなければ、本文を離れて普通に考えよう。本文中に答えがあるという常識は文科省が定めた学習指導要領に書かれているわけではなく、国語関係者の間で無批判に受け入れられている都市伝説のようなもの。
成績を上げるための読書なら赤本。国語の入試問題は厳選された本の中の一番おいしい部分だけ抜粋している。過去問なら毎回数ページなので気軽に読める。読書が目的だから問題は解かなくていい。
雑感
俺は精神的にかなり参ってた時期(常に緊張状態で何もする気力が起きない)、無意識に行動したのがとにかく歩くことだった。やっぱ歩くのは脳にいいんだと思う。
赤本を読書として読んでみようか。