稼げる弁護士になる方法

- 作者:鳥飼 重和
- 発売日: 2009/03/23
- メディア: 単行本
「稼げる弁護士になる方法」という本を読みました。
印象に残ったこと
弁護士の仕事は増えても減ることはない。今後、企業が消費者や株主に訴えられるケースが増える。(証券訴訟やPL法)アメリカではPL訴訟一本で飯を食っている弁護士がいる。
稼げる弁護士は人に任せる領域と自分がやる領域をしっかり切り分ける。
「100のうち2つか3つは成功する。これについてどう思いますか?」と聞かれた松下幸之助は「勇気が出るね」と答えた。成功する人は常に可能性を追求している。
良い仕事をして社会に貢献できればお金はあとでついてくる。
法律に限らず、会計、経営、興味・関心のある講座があったら何でも参加してみる。100のうち1つでも2つでも役に立つものがあればいいと考えて著者はセミナーに足しげく通った。
ランチェスター戦略の1つに弱者が強者に勝つための法則がある。弱者が強者に勝つためには接近戦や肉弾戦といった場面に持込み、いかに戦力を投入するかが勝敗のカギを握る。その例が桶狭間の戦い。広い場所で勝負をすると、弱者は強者に勝てない。狭い場所で集中的に経営資源を投入する。そうすれば弱者でも勝ちを収めることができる。競争相手の少ない分野で全力で勝負すれば勝てる。
人前であがらず話せると、リーダーシップを取りやすくなり、客を説得しやすくなる。デール・カーネギーのビジネス講座では、大勢の前でスピーチの練習をさせた。カーネギー講座出身者で一番有名なのはジョン・F・ケネディ。
弁護士の場合、顧客に報連相ができてない人が多い。中には「任せたら黙って俺について来ればいい」と言い、途中経過を全く報告しない弁護士がいるが、これではお客は離れていく。
継続的に会う機会を作ることが人脈を太くする秘訣。何度も会うことで相手を信頼するようになる。著者の場合、名前が売れてきた頃にかつて名刺交換をした人たちから仕事の依頼が続々と入ってきた。
たとえ今、あなたがどんな苦境に立っていようと、何とかなる。何らかのきっかけがあれば誰でも立ち直る可能性は常にある。自分はまだまだできると思えれば、あるいはそう思わせてくれる人がいれば、あなたの人生は大きく変わる。
仕事は原則何でも引き受ける。「やったことがないから嫌です」とか「忙しいので嫌です」と仕事を断る人がいるが、成功しない典型的なタイプ。
雑感
著者は日経新聞の活躍した弁護士ランキングにランクインした弁護士。俺も雑誌で使える弁護士みたいな特集で見たことがある。
この弁護士は大学3年生から司法試験を受け続けるも18連敗して、39歳で合格している。今の制度だったらこの人は弁護士になれないw
そう考えると今の制度は受験制限をなくした方がいいと思うね。
俺は何かやってみたいと思うことはあるんだが、お金がないという理由であきらめていた。
でも、お金は何とかなるということで名古屋に行こうと思う。投資することで可能性が広がると思う。
社会貢献すればお金になるというのはこの記事でも触れましたね。名古屋に行きたい理由も。
話し方教室というのも探してみようかな。俺はモゴモゴしゃべってるらしい。あと大学生の頃にNHKのアナウンス講座を受けたことがあるが、講師におどおどしてると言われたことがある。