【精神科女医のつぶやき】片田珠美(137)だます患者とうのみにする医師 生活保護に傷病手当…「診断書目当て」はやめて(2/2ページ) - 産経WEST
精神科医は診断書を書く機会が多く、かわいそうだからと安易に患者さんの要求に応えると、とんでもないことになるからである。
一番問題が起こりやすいのは傷病手当金だ。事業主が従業員に鬱病を装わせ、傷病手当金を何千万円も全国健康保険協会から不正受給したような事件も実際に起こっており、詐欺罪で有罪判決を言い渡されている。ここまで大がかりでなくても、個人で鬱病を装い、傷病手当金を不正請求しようとして、精神科医に診断書を書いてくれと要求する事例はあるようで、そのためのマニュアルまで出回っているらしい。
これは、精神疾患の特殊性によるのかもしれない。内科や外科などの身体疾患を対象とする診療科では、多くは血液検査や画像検査などの結果にもとづいて診断するので、検査データに異常がなければ病気ではないということになる。
それに対して心の病の場合、客観的な診断根拠が少なく、診察した医師が患者さんの訴える症状、元来の性格、生活歴や病歴、家族との関係や社会適応などから診断を下すので、「言ったもん勝ち」という側面がある。
元気がないと言うだけでうつ病ですと診断する精神科医が多いでしょ?
不正受給した輩の診断書を書いた精神科医にも口頭で注意くらいの罰則を与えていいと思う。
心の病は客観的な診断根拠がないわけがない。心の病気は脳の病気だから脳波とか脳の血流でいろいろわかることがあるだろ?
そういうアプローチを日本の精神科は絶対にやってない。