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【書評】絶対わかる法令・条例実務入門

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絶対わかる法令・条例実務入門

印象に残ったこと

  • 法令作成業務を行うに当たって関門が2つある。1つは自分の省庁の法令担当課でもう1つが内閣法制局参事官。内閣法制局は各省庁が提出するすべての法令関係の審査をする。この法制局には閣議にかけるすべての法令案の審査権がある。

  • 内閣総務官室は国会議員からの質問や質問主意書の担当省庁を決める仕事をする。

  • 質問主意書は国会議員が内閣に対して公式の見解を求める質問書。役人には嫌がられている。質問主意書は議員は何通も出せる。質問主意書は内閣から閣議を経て文書で回答されるので証拠が残る。質問主意書を出すぞという脅しによって資料要求を円滑に行わせることもできる。

  • 国会で活動する単位が会派。二人以上の議員で結成できる。国会質問は会派ごとに割り当てられるので無所属の議員も何らかの会派に所属する。

  • 臨時国会の冒頭で総理大臣が政府の方針を演説するのが所信表明演説

  • 所信表明演説を受けて、各党・会派の代表が本会議と予算委員会で質問をするのを代表質問と呼ぶ。

  • 国会対策委員会は対立法案等で与野党が対立した時に、話し合いで解決する場所。国会の正式な機関ではない。

雑感

センター試験政経を選択したり、大学の教養科目で国会とか内閣について学んだけど、知らないことがあった。