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俺の記録は蓄積されるとやがて歴史になる

試験に受かる「技術」灘高が教えてくれた超合理的メソッド

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印象に残ったこと

  • 民法の判例集は最強の睡眠薬という合言葉が当時の受験生の間で流行った。著者は過去問に照らして出題されてない項目はとりあえず読まずに無視。過去問に出たところだけに絞って勉強に取り掛かった。

  • 長期記憶にするには「精緻化リハーサル」というプロセスが不可欠。精緻化とはこれから覚えようとしていることをすでに自分が持っている知識と何らかの形で関連付けながら構造をより精密に理解していくという意味で、それを頭のなかで反復しながら記憶することを精緻化リハーサルという。具体的には英単語を覚える場合は接頭語や接尾語などの語源を頼りにする。

  • 暗記しなければならない用語をシートで隠してそのまんま頭のなかに叩きこもうとする暗記は間違いなく最悪。この方法はその場では記憶できるが、長期記憶になりにくい。

  • 精緻化リハーサルを徹底させて効率よく長期記憶にしていくには図解を利用する。図解は複雑な情報を単純化して整理する。初心者は図解しながら暗記するのが最善の策。

  • 情報をリストラすれば記憶力が大幅にアップする。当たり前の用語や記号は省いて覚える。

  • 教科書を黙読するのは文字を目で追うだけで頭に残らない。一方的に文字を読むだけではダメ。何が重要なのか自分の頭で考え、マーカーを引くという行為を体を使って行うことで勉強の効率が上がる。1回目は黄色の蛍光ペン。2回目は濃い黄色の蛍光ペン。3回目はオレンジ色かピンク色の蛍光ペンを使う。黄色の蛍光ペンの上にオレンジやピンクを引いても汚くならない。

  • 官僚は政策について政治家に口出しされないよう、わざと膨大な資料を持ってきて、消化不良にさせて頭をフリーズさせようとする。それに対抗するのに指を指して大事な部分を見つけていた。今や情報は世界中に満ち溢れている。その中で仕事の質をより高めるためにはたくさん読むというより、必要な情報だけを厳選して頭にいれる方が重要。

  • マークシートの選択肢の絞り方。間違いだと思ったら/を引く。絶対に間違いだと思ったら×にする。×をつけたら考えなおすことはしない。確信は持てないが正しそうだと思ったら△をつける。絶対に正解だと思ったら◯をつける。

  • 選択肢で隣同士でないものが2つ残ったら後ろに配置された選択肢のほうが正解率は高いという法則。①と③だったら③が正解。

雑感

単純暗記とただの黙読はやらないようにしよう。

マーカーと選択肢の吟味は真似してみよう。

官僚がわざと膨大な資料を送るというのは民間企業や弁護士が個人相手にもやることだよね。実際に重要なのはA4の紙1枚程度の事だったりするケースが多い。